toggle
2022-02-06

立春大吉!のお食事会

私は節分、立春が大好きです。
毎年できる限り節分に巻き寿司を巻いています。

私は京都で子供時代を過ごしましたが、小さな頃から”恵方巻き”というものは存在していて、毎年祖母や母がつくった巻き寿司を節分に食べていました。半分くらいに切ってもらった長い巻き寿司をその年の恵方を向いて無言で食べるのが毎年の習わしでした。きっとどこかの時点で、お寿司屋さんが考えたのだろうなぁと思いますが(笑)、楽しい思い出です。

20年ほど前に上京した際は、節分に太巻を買うのは難しかったのですが、あれよあれよという間に”恵方巻き”というものが商業ベースに乗せられて一般化しました。商売が見え隠れしますが、美味しく楽しく日本の行事を体験できるのはいいことだと思います。

今年も2月3日に巻き寿司を巻き、豆まきをして、そして立春!

仲良しがやってくるというので、春らしい簡単でちょっと華やかなお膳を用意しました。
蒸し寿司(実は巻き寿司教室の余りすし飯を使って)、海老芋の白味噌汁、立春豆腐の吉野あん、鰆の竜田揚げ。

蒸し寿司は冬の関西でよく食べられるあったかいお寿司です。錦糸玉子をたっぷり乗せたホカホカのお寿司は寒い時にはおご馳走です。中身はすし飯に甘く炊いた椎茸やかんぴょう、焼き穴子を刻んで混ぜたりしますが、何もない時は炒りごまやゆずの皮だけでもいいと思います。私は巻き寿司を作る時に多めにかんぴょうや椎茸を炊いておいて冷凍してあります。

そして立春にはお豆腐を食べるのが縁起がいいとされているようです。
それは真っ白なお豆腐には邪気を追い払う霊力が宿るとされていて、節分にいただくと邪気を払い、立春にいただくと幸運を呼び込むとされています。真っ白なままいただくのがいいのですが、ちょっとだけ鶏のそぼろ入りの吉野あんをかけたお料理にしました。

旧暦ではこの頃がお正月です!
ここから一年楽しく元気に過ごせますように。


関連記事
Comment





Comment



CAPTCHA