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2021-02-09

千葉の美味しいもん はばのり

食べてみたい!と思っている食べ物は日本に限らず色々あるのですが、先日20年来想いを寄せていた”はばのり”をいただくことができました。

はばのりとは千葉や神奈川や静岡でとれる海苔の一種ですが、今は貴重なものになってしまって高価な食材です。「幅を利かす」というということで縁起物としても珍重されていて、千葉のお雑煮にははばのりが入っているのだそうです。

20年ほど前、関西でとある冊子の編集をしていたときに千葉の食材を使った千葉のお料理を掲載する際に、使いたい食材として登場したのが”はばのり”。でも当時は関西から色々なところに問い合わせしたり、さんざん探してもどこにも売っていなくて結局は他の食材で代用をしたのでした。そのときから気になっていた”はばのり”。

下田に時々かよっていた数年前に下田の道の駅ではばのりを見つけたことがあったのですが(初見!)、一枚6千円だか7千円で、恐ろしすぎて買えなかったのです。おそらくその年は不漁だったのかもしれません。

そんなこともすっかり忘れていた今年のお正月あけのある日、お雑煮についての座談会をしたときにふっと思い出して、「千葉のお雑煮にははばのりというものが入っているんですよね〜」なんてことを言ったら、南房総に住むお知り合いの方が後日見つけたからと送ってくださいました(涙)。

届いたはばのりは大切にチビチビといただいています。
さっと炙って細かく砕いてご飯にのっけていただいたら磯の香りがしてそれはそれは美味しいのです。お味はワカメと海苔の間に昆布もちょっと入ったといった感じでしょうか。とにかく美味しい。

ごちそうさまでした!
生きているといいことあるなぁ〜と感激した出来ごとでした。

 


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